エアー・チャイナのフライト・キャンセルに何とか対応したので、次に到着地であるマドリード空港からバレンシアへの列車予約に動いた。
Rome2Rioで検索してみると、スペイン国鉄以外にiryoというのが出てきた。調べるとスペイン国鉄のレールを借りて営業する私鉄で、鉄道版のL.C.C.のような事業者だ。時間帯がちょうど良いので予約先に進むと、Omioというサイトに案内された。これも調べるとオンラインの旅行エージェントで評判も悪くはないし、手数料も安いとのことだ。
イタリア国鉄やドイツ国鉄、Flix busなど、ヨーロッパ内の主な交通機関を取り扱っていて、スペイン国内だけでも国鉄のrenfe、私鉄のiryo、大手バスのalsaなどをオンラインで予約発券ができる。
今回の旅ではその3社を利用することになるので、それらを一括して手配管理ができるのは便利だ。
そのOmioというオンラインエージェントで手配することにした。手始めに空港からバレンシアまでを手配したところ、極めてスムーズに完了できた。10年前のスペイン旅行ではチケットの支払い決済がどうしてもできなかったのだが、スペインと言えども確実に進歩しているようだ。
手配できた私鉄のiryoだが、何とシニア割引があり、その最低価格だとバレンシアまで一人当たり11€しかかからない。ただし、その料金では大型トランクが持ち込めないので一つ上のクラスを手配した。
結果がこれ。座席もワンランク上になるし、長辺70cmまでの荷物も持ち込める。手数料がかかるがキャンセルも可能だ。
iryoのサイトはこちら
追記)バレンシア行列車の始発駅はチャマルティン駅といって、マドリッド空港からはrenfe近郊線で3区間、所要15分とのことだ。空港駅でチャマルティン駅への切符を買わなくてはと思っていた。
ところが、上記iryoのサイトを見廻っていたところ、iryoのチケットのQRコードを改札で読み込ませれば無料で近郊線に乗車できるとのことだ。金額はわずかだが、手間がかからないのがありがたい。ソースはこちら
チケットを見てみたところ、片隅に小さな文字で"This ticket allows access to the Cercanias"と告知されている。Cercaniasとはrenfe都市近郊線のことだ。